DVD鑑賞後の感想
DVD鑑賞 「人間の運命」
ドイツ捕虜となり2年間、各地の収容所で過酷な強制労働を強いられ、労働に対する不満の告げ口が元で射殺されそうに、、、ドイツ勝利の乾杯を強制するいじめでアルコールでの乾杯を強いられる。
ドイツ将校から渡された余りにも強いアルコールを手にして一気に“つまみ”なしで三杯コップ酒(たぶんウォッカ?)を飲み干し、ようやく口にした軽い“つまみ”、、、☆いわゆるロシア人は2杯程度ではつまみは口にしない、、らしく☆
パンとチーズを手に |
「これこそ勇敢な兵士だ」と彼を称賛し、銃殺を免れた。チーズとライ麦パンを褒美にもらい皆が待つ収容所宿舎へ無罪放免で戻ることに。
持ち帰ったパンとチーズを天秤で均等に重さを量り全員で公平に分ける。一人につきビスケット1枚程度、、。
主人公は結婚し所帯を持ちます。戦争が起き、自分も祖国愛から兵士になった。
自分は他の兵士とともに捕虜収容所に連行され、人間扱いされない苦しい日々を送って、逃亡する機会を待った。 ついにその日はやってきた。ドイツ人将校を手土産にして味方の軍に救出された。
故郷の家に帰ったら、家のあった場所に大きな穴があるばかりで、人の気配がしない。爆弾が落ちて、息子さんを除いて、みんなが死んだと。また一緒に生活したい。それだけを思って捕虜の生活に耐えたのに・・・。息子消息について聞いたら、軍隊に志願して前線で大活躍していて、この町でもその噂でもちきり。いい息子を持ち誇らしく。
もうすぐ戦争は終わる。そうなったら息子と生活して、自分は、おじいちゃんになって孫の世話でもするか。そういうふうに想像してたら、悲しみに変わった。息子は戦死した。
なにもやる気が生じなくなった。生きる望みを失いかけていた矢先にある子供に出会った。戦災孤児だ。身寄りはいないらしい。腹を空かせていたので、食べさせてやると、すっかりなついて、自分を「お父ちゃん」て呼ぶ。見捨てられなくなり、それからは一緒に落ち着くところを探す旅をしていく。絶望の中にあっても生きる希望を見出すと言う運命を謳いあげた作品である。戦争下での捕虜生活など暗い場面が多いが最後は希望を見出した明るい作品へと展開している。
監督・主演は、「戦争と平和」で有名なセルゲイ・ボンダルジュク 川岸で過去を回想しながらの流れである。
「戦争と平和」
7時間以上の上映時間
ロシアが生んだ文豪トルストイの古典的名作小説を、当時のソ連が国力をあげて製作した作品。舞踏会や戦場のシーンなどは息をのむような豪華さ。トルストイ描くナポレオン戦争と帝政貴族たちの右往左往ぶりが映像で表現されている。
時のソ連映画界が総力を結集して映画化した作品で文字通りの超大作。
ナポレオンによるロシア侵攻を背景に名門貴族や農民などあらゆる階級の人々の運命が国の威信をかけた壮大なスケールで描かれていく。原本では500名以上の登場人物が詳細に描かれている作品の映画化。
悠々たる流れの中、人海戦術を駆使したスペクタクル・シーンには圧倒される。監督はこの手の国家的大作を一手に引き受けていたセルゲイ・ボンダルチェク。外国語映画賞を受賞しているという事実は、もはや二度と実現不可能であろう超大作である。
ナターシャはいかにも可憐なロシア美人。大きな眼て愛らしい小娘が、歴史と人生が強いる耐えがたいほどの苦難を経たのちに終盤でみせる成熟した大人の女の妖艶にして威厳のある魅力は、ハリウッド映画のヘップバーンのそれとはひと味ことなる。
ナターシャ役の女優(リュドミラ・サベーリエワ) トルストイ作の戦争と平和に出演
当日17歳、現在82歳 サンクトペテルブルク在住
確か中学生の時に授業の一貫で2回に分けて映画館に観賞に行った記憶があります。今思えば6、7時間の上映時間で分からないながらもよく行ったよなぁ~。
DVDで4枚あり。ユーラシア協会(福岡)で会員から寄贈された物は貸し出しで既に不明に?、、。
☆ナターシャと言えばオリンピック体操で活躍したメキシコオリンピックの花、ナタリヤ・クチンスカヤさんでした。平行棒で落下し痛々しい姿が映像に流れました。戦争と平和のナターシャ役とだぶり話題になりました。